このページでわかること
韓国旅行で必ず通る「入国審査」「出国審査」の変更点・最新情報が分かります。
- Qコード、K-ETA、ビジットジャパンなど新しくなった手続きについてよく分からない
- 海外旅行は久しぶり
- 入国審査、出国審査の変更点を知りたい
という方に役立つ内容です。
※このページの内容は2023年6月に韓国ソウルを訪問したときの最新情報をもとにまとめています。
空港での手続きが色々変わりました
海外旅行は久々という方へ。
2020年以前と比べて、空港での手続きが色々変わりました。
2023年5月以降も新たな変更点がありましたので変更点を中心に、最新情報を紹介します。
ここでは4つのセクションに分けて説明していきます。
- 日本を出国するとき
- 韓国へ入国するとき
- 韓国を出国するとき
- 日本へ帰国するとき
1.日本を出国するとき
日本を出発するときの流れはこんな感じです。
チェックイン→セキュリティチェック→出国審査→フライト
※免税範囲を超えるものを持っている場合は税関カウンターでの手続きも必要になります。(100万円以上の現金を持って出国する場合など。)
2020年あたりからの変更点は特にありません。
2.韓国へ入国するとき
韓国の空港についたときの流れはこんな感じです。
検疫(健康状態を申告)→入国審査→スーツケースを受取る→空港を出る
※免税範囲を超えるものを持っている場合は税関手続きも必要になりますが、免税の人は何もする必要ありません。
Qコードというシステムが新たに導入されています。
①検疫|健康状態を申告する
必要なものは?
- 健康状態質問書(紙)またはQーCODE(モバイル)
◆健康状態質問書
発熱などの症状がないか、直近で訪問した国などを記入する紙です。
機内で紙をもらって記入し、検疫で提出します。
◆Q-CODE(キューコード)
健康状態質問書を電子化したものです。
事前にパスポート番号や健康状態を登録しておくことができます。
必要事項を全て入力すれば、自分専用のQRコードが発行されます。
検疫ではスマホでQコードを提示します。
Qコードを持っている場合は、機内で配られる健康状態質問書は不要です。CAさんには「Qコードを持ってます」と伝えましょう。
②入国審査
必要なものは?
- 入国カード
- パスポート
日本国籍の人は入国カードの提出が必要です。
機内で「日本人です」と伝えれば、入国カードがもらえます。
◆K-ETAについて
K-ETA(電子渡航認証)をもっている場合は入国カード不要となります。
K-ETAとは、2022年11月から新たに始まった制度です。
ビザなしで韓国へ行く場合には登録が必要でした。しかし、2023年4月1日から2024年12月31日までは登録しなくて良くなりました。
K-ETAの制度は新しく始まったり免除になったり色々と変更がありますが、とりあえず今は不要ということを覚えておけば大丈夫です。
◆入国カードには何を書くの?
入国カードに記入する項目は以下の通りです。
- 名前
- 性別(男女どちらかをチェック)
- 国名
- 生年月日
- 職業(会社員ならOffice Clerk、主婦ならHouse Wifeなど)
- 韓国の連絡先(ホテル名と電話番号)
- 入国の目的(観光、訪問、ビジネス、就業、その他から選ぶ)
- 署名(パスポートと同じサイン)
韓国語または英語で記入します。
署名はパスポートに書いてるサインを書くことになります。パスポートの署名が漢字なら、漢字で書きます。
機内で書いておくと空港に着いた時にスムーズです。手荷物にはペンを入れておきましょう。
万が一、機内で紙をもらい忘れても大丈夫です。空港にも用意されています。
◆パスポートの期限について
韓国に入国するときは、有効期限が3ヶ月以上あるパスポートが必要です。
入国審査の時は「パスポートはカバーを外してください」と言われますので事前に外しておくとスムーズです。
また、パスポートを提示する時は本人確認をするタイミングなので、マスクを外す必要があります。
◆関税手続きについて
2023年5月1日から、免税範囲内しか持ち込まない旅行者は「旅行者携帯品申告書」を提出する必要がなくなりました。
※免税範囲を超えるものを持って入国する場合は税関申告書を提出する必要があります。(60mlを超える香水や200本を超えるタバコなどを持ち込む場合です。)
3.韓国を出国するとき
韓国を出国する流れはこんな感じです。
チェックイン→セキュリティチェック→出国審査→フライト
2020年あたりからの変更点は特にありません。
4.日本に入国するとき
日本に帰国したときの流れはこんな感じです。
検疫→帰国確認→スーツケース受取→税関審査→空港を出る
必要なものは?
- Visit Japan(ビジットジャパン)
- パスポート
Visit Japanというシステムが新たに導入されています。
①検疫審査
帰国して健康に問題がない場合、特にすることはありません。
健康に不安がある場合は相談します。
②帰国確認手続き
必要なものは?
- パスポート
パスポートを提示して帰国確認手続きを済ませます。
本人確認のために顔認証があるのでマスクは外します。
③スーツケースを受取る
韓国を出発する時にチェックインカウンターで預けたスーツケースを受取ります。
④税関検査
日本に持ち込む品物を確認するところです。
輸入してはいけない品物を持っていないか、免税範囲を超える品物を持っていないか等を申告します。
必要なものは?
- 免税申告書(紙)またはVisit Japan(モバイル)
- パスポート
Visit Japan(ビジットジャパン)のアプリで事前に登録しておけば、免税申告書の書類を書く必要はありません。機内で免税申告書の紙を渡されそうになったら、「Visit Japanもってます」と伝えましょう。
前は必要だったけど、今は要らないもの
コロナ禍で海外旅行の規制が厳しくなった時期がありましが、今はまた利用しやすいようになっています。
コロナ禍で必要だったけど今は必要ないものを参考までに紹介します。
◆K-ETA
K-ETAとは、韓国電子渡航認証と呼ばれるもので、名前や国籍、パスポート番号などを登録しておくものです。
日本から韓国へ旅行する場合、2022年11月からはビザなしで入国できる代わりに K-ETAの登録が必要でしたが、今は登録なしで入国できます。
K-ETAの免除期間:2023年4月1日から2024年12月31日
今のところ K-TEAはなくてもいいのですが、すでに登録している場合は入国カードの代わりになります。
◆ビザ
2020年3月9日以降、韓国に入国するにはビザが必要となっていましたが、2022年8月4日からは不要となりました。
◆ワクチン接種証明書・陰性証明書
韓国に入国するときも日本に帰国する時もワクチン接種証明書は不要です。
ワクチン未接種の方がpcr検査を受けて陰性証明書を用意する必要もありません。
◆韓国入国時の旅行者携帯品申告書
以前は韓国に入国する時に全員必要でした。
2023年5月1日からは、免税範囲内しか持ち込まない旅行者は「旅行者携帯品申告書」を提出する必要がなくなりました。
まとめ
たくさん書いたので、大事なことだけ まとめておきます。
◆韓国に入国するときに必要
- 健康状態質問書(紙)またはQーCODE(モバイル)
- 入国カード(紙)またはK-ETA(モバイル)
- パスポート
◆日本に帰ってきたときに必要
- Visit Japan(ビジットジャパン)
- パスポート